ここでは、2020年9月からサービスを開始したfoodpanda(フードパンダ)について解説していきます。
配達エリアやクーポン、また配達員の登録方法なども解説していきますので、興味のある方や利用したい方はぜひ参考にしてください。
foodpanda(フードパンダ)とは?
foodpandaとは、現在注目されているフードデリバリーサービスです。
世界中で大きなシェアを獲得しているデリバリーサービスでもあり、日本では2020年9月からサービスが開始しました。
foodpandaの概要
運営会社 | Delivery Hero(ドイツ本社) |
日本での運営 | Delivery Hero Japan(東京都渋谷区) |
サービス内容 | フードデリバリーサービス |
利用対応エリア | アジアや東ヨーロッパなどの13か国 |
foodpandaはドイツ発祥のフードデリバリーサービスであり、冒頭にもあるように日本では2020年9月からサービスが開始されました。
アジアではシンガポールや台湾、タイに続き、foodpandaのサービスとしては14か国目のエリアとなります。
日本ではサービスが開始されて間もないため、まだ世間の認知は低いといえますが、シンガポールや台湾、タイなどのアジアを中心としたエリアでは、フードデリバリーサービスのシェア率1位を獲得するなど、人気の高いサービスです。
foodpandaでは、「AIを活用したスピーディーなサービスシステム」「クーポンなどを使ったユーザーへの還元」「配達員の質の高さ」などが強みとしてあり、これが人気の高い要因ともいえます。
配達員に対しての教育が徹底しているため、「配達員の質の高さ」を可能にしており、実際にクレーム率が低いということが、foodpandaにおける「配達員の質の高さ」を表しているといえるでしょう。
9月の横浜、名古屋、神戸、10月の札幌、広島、福岡、また2020年末までに10都市以上のサービス展開を目指すとしているので、2021年以降もエリア拡大が進むと予想されています。
foodpanda(フードパンダ)の現在の配達エリア・地域は?
foodpandaは、日本では始まったばかりのサービスですが、現在日本で利用できる配達エリアは以下のようになっています。
- 札幌市
- 仙台市
- さいたま市
- 川崎市
- 横浜市
- 名古屋市
- 京都市
- 大阪市
- 神戸市
- 広島市
- 福岡市
- 北九州市
- 鹿児島市
これらの都市が配達エリアとなっており、今後も順次エリアを拡大していく予定です。
エリア拡大のスピード感から、今後利用ユーザーやサービスを担う配達員も増えてくることも予想できるといえるでしょう。
飲食店の料理を配達
foodpandaが配達する料理は、最近注目され話題になっている、ウーバーイーツや出前館などのサービスと同様、レストランなどの飲食店の料理をご家庭に配達してくれるサービスです。
ユーザーが注文することで、好きな時間、好きな場所にfoodpandaが料理を配達してくれるので、例えば自宅でなくても、職場やイベント会場などにも配達してくれます。
場所や時間に限らずいつでも好きな料理を注文できる点も、海外において高いシェア率を誇る要因といえるでしょう。
foodpanda(フードパンダ)の営業時間・注文可能時間
foodpandaの営業時間は全国一律で午前8:00~24:00までとなっています。
ですが、料理を提供する加盟店の営業時間はお店によって異なるので、利用する際は加盟店の料理を配達してくれることを前提に利用することが大事です。
foodpandaと加盟店の営業時間の照らし合わせ
foodpandaの営業時間はあくまでもデリバリーサービスの営業時間なので、料理を作る加盟店との営業時間との照らし合わせが大事です。
例えば、中華料理店Aの営業時間が午前11:00~22:00だった場合、いくらfoodpandaが24:00まで受け付けているとはいえ、中華料理店Aの料理はその店のラストオーダーの時間までに注文しなければ配達をできません。
ですので、foodpandaを利用して料理を注文する際は、目的の料理を提供する加盟店の営業時間ラストオーダーの時間と照らし合わせて利用することがひとつのポイントといえるでしょう。
foodpanda(フードパンダ)配達員ってどうなの?稼げる?
サービスを利用する側であるユーザーにとっては、ニーズやスタイルに応じて利用することでメリットはたくさんありますが、サービスを提供する側である配達員にとってはどのようなメリットがり、またどのくらい稼ぐことができるのでしょう。
ここからは、foodpanda配達員のメリットや、収入について検証していきます。
foodpanda(フードパンダ)配達員をやるメリット。よくあるバイトとの違い
foodpanda配達員のメリットや収入、また他の一般的なアルバイトとの違いを知るためには、最初に報酬形態や業務形態などの仕組みを知ることが大事です。
報酬の形態
foodpanda配達員は、一般的なアルバイトでよくある「時給による報酬」ではなく、「配達1回に対しての報酬」が採用されています。
簡単にいえば歩合制度による報酬なのですが、foodpanda配達員の場合は、一般的な歩合制度とも少々事情が異なります。
基本的に歩合制度は個人の仕事の成果に評価されるため。個人ひとりひとりの報酬に差が出る傾向が強く、foodpanda配達員においても例外ではありません。
ですが、foodpandaの場合は「1時間ごとの保証金」が設けられています。
これは一般的にいうところの最低時給の保証のようなもので、1時間業務を行い報酬が1,000に満たない場合により差額が支給されるといった制度です。
例えば、単価400円の配達業務を1時間で2件行った場合、1時間当たりの報酬は800円となりますが、この金額では1,000円に達していないため、差額分の200円が支給されるということになります。
foodpanda配達員(配達ライダー)報酬の仕組み
foodpanda配達員(以下、配達ライダー)の報酬は、上記でも少し触れたように、一般的なアルバイトやパートタイマーとは異なり、配達1件に対して単価が報酬として支払われます。
そのため、「時給○○円で〇時間労働」というわけではなく、配達件数によって報酬が確定します。
一般的なアルバイトやパートタイマーを固定給、配達ライダーを歩合給と考えればわかりやすいでしょう。
報酬の構成
配達ライダーの報酬は、いくつかの要素によって構成されています。
構成されている主な要素は以下のようになっています。
- 配達距離
- 配達エリア
- 配達時間
- ランク
- 配達車両
これらの要素で構成されているとされ、細かい詳細や計算方法はいまのところ公開されていませんが、変動要素があり、また他のデリバリーサービスより高いとされています。
他のデリバリーサービスにはない、時給保証がある点もfoodpanda配達ライダーの大きなメリットのひとつだといえるでしょう。
アルバイトと比較して稼げるか?
配達ライダーとして働くことを検討した際、「アルバイトやパートに比べ稼げるのか?」という点は、大きな基準になるといえます。
時間給と歩合給なので単純に比較することは難しいですが、地域やエリアの最低賃金や平均時給や、エリアの人口や立地などから比較や分析を行うことができます。
例えば1件当たりの配達報酬が400円とした場合、1時間で3件配達を行えば時給換算で1200円となりますが、これが2件になってしまうと時給換算で800円となっていまいます。
エリアによって最低賃金や平均時給は異なりますが、エリアの最低賃金が800円で平均時給が900円だった場合は、リスクを避ける意味でも一般的なパートやアルバイトの方が安定します。
ですが、400円の配達を3件以上確実にこなすことができれば、一般的なアルバイトよりも稼ぐことが可能で、立地条件や受注量、これらを計画的にこなすことでさらに稼ぐことも可能です。
また、後術にもありますが、foodpanda配達ライダーには「時給保証」が設けられているため、仮に時間当たりの割を下回ったとしても時間1000円以下になることはありません。(時給保証は期間限定なので注意)
働く時間帯や仕事の効率化などを踏まえて配達業務を心掛ければ、高額報酬を得る可能性は十分にあるといえるでしょう。
配達ライダーの時給保証について
上記でも少しありましたが、foodpanda配達ライダーには「時給保証」という制度が設けられています。
foodpandaでは他のデリバリーサービスとは異なり、シフト制が採用されている点も大きな特徴のひとつで、これがあることによって「時給保証」の制度を可能にしています。
foodpandaでは配達をするにあたりシフトを入れてその時間内で配達受注を受けて配達業務を行います。
つまりこのシフトを入れた時間帯の1時間で配達依頼が1000円に満たない場合は、差額分の金額が支給されるということになります。
ですが、この時間保証を受けるには条件があり、「シフトを入れて稼働していること」「配達依頼をできるだけ受けなおかつ応答率が60%以上である」ことが条件とされています。
簡単にいえば「シフトを入れても1時間なにもしなければ保証はもらえない」ということです。
ただし、この保証制度は期間限定ということになっており、日本ではまだ始まったばかりのサービスということもあり、特例的な措置とも考えることができます。
今後さらに需要が増え、それに伴い配達ライダーが増え件数が全国的に安定してくれば、保証制度そのものが撤廃される可能性もあります。
foodpanda(フードパンダ)配達員の登録方法は?
foodpandaで配達員として働くためには、foodpandaへ配達員として登録する必要があり、登録完了でfoodpandaの「配達ライダー」として働くことができます。
登録には配達するスタイルによって必要なものが異なりますが、スタイルは大きくわけて2パターンとなっています。
原付バイク(125㏄以下)
125㏄以下の原付バイクを使っての配達の場合、登録に必要となるものや登録条件は以下のようになります。
- 18歳以上
- 本人確認ができる書類
- 日本国籍である
- 外国籍で就労ビザを持っている
- 自賠責保険に加入している
これらのことが条件および必要なものとなります。
18歳以上であることと、それを証明するための本人確認ができる書類が必要ですが、原付バイクを使っての配達となるので、この場合、運転免許証が本人確認ができる書類となり、自賠責保険は使用する原付バイクのものになります。
また原付バイクを使った配達の場合は、使用する原付バイクのナンバープレートを登録する必要があります。
自転車
自転車の場合はナンバープレートや自賠責保険などがないため、原付バイクに比べ条件や必要なものも少なくすみます。
- 18歳以上
- 本人確認ができる書類
- 日本国籍である
- 外国籍で就労ビザを持っている
原付バイクを使用しないため、ナンバープレートや自賠責保険は必要ありませんが、原付バイクと共通する条件や必要なものはあるため、これらのことは満たしておきましょう。
本人確認書類は、運転免許証があればそれを提示すればいいのですが、持っていない場合は、パスポート、マイナンバーカード、その他公共機関が発行した有効なIDなどが使えるため、こちらのもので対応しましょう。
foodpanda(フードパンダ)の登録可能拠点は?どこに行けばいい?
foodpandaで配達ライダーとして働くためには、配達ライターの登録が必要となりますが、配達する各エリアの拠点に出向かなくても、オンライン上の専用フォームで登録することが可能です。
なので、拠点があるエリアでの配達が可能であれば、いつでもどこでも好きな時に配達ライダーの登録を行うことができます。
登録はオンラインの専用フォームから
foodpanda公式のTOPページから登録が可能です。
foodpanda公式サイトTOP |
ここからのアクセスも可能ですが、「フードパンダ 公式 配達ライダー 登録」などのキーワードで検索すればTOPに「foodpandaの配達ライダー募集」のページが出てくるので、そちらの方からのアクセスも可能です。
基本情報の登録
登録の手順はいたってシンプルで、ガイダンスに従い専用のフォームにある必要項目を埋めていく形式です。
まずは基本情報の登録になります。
- 性・名
- 携帯電話番号
- Eメールアドレス
- 日本国籍もしくは外国国籍の就労ビザの選択
- 18歳以上であることの選択
これらの項目となります。
登録後には携帯電話のSMSにfoodpandaからの確認メッセージが届くので、電話番号には必ず携帯電話の番号を入力するようにしましょう。
必要となる項目を入力・選択後に「登録」を行い、基本情報の登録は終了となります。
必要な情報の登録
基本情報の登録の後は、次に業務や管理に必要となる情報を登録します。
- 生年月日
- 配達車両
- 銀行名
- 銀行口座の名義人
- 銀行口座の店番
- 口座番号
- 緊急連絡先及び氏名
- 緊急連絡先の電話番号
これらの登録が必要になります。
生年月日は登録した本人の生年月日を、配達車両は配達に使用する原付バイクや自転車の登録をガイダンスに従って登録します。
銀行名、銀行口座名義・店番・口座番号は報酬の受け取りに使用する銀行口座を登録しましょう。
業務委託契約書を確認
登録が完了すると、次はfoodpandaから配達業務を委託するにあたっての業務委託契約書を確認します。
foodpandaの配達ライダーは、一般的なアルバイトやパートタイマーとは異なり、企業と従業員といった関係性ではなく、「企業と個人事業主の関係」になるため、仕事に対してのルールや責任の所在が、アルバイトやパートタイマーよりもより細かくはっきりしています。
そのため、業務を行う上でトラブルなどのリスクをなるべく避けるためにも、業務委託契約書はしっかりと確認しておきましょう。
配達ライダーとしての準備
登録や確認が一通り終われば、次は配達ライダーとしての準備を行います。
必須となる準備は、業務に使うアプリの準備と、foodpandaが実施する研修です。
専用アプリ Roadrunner(ロードランナー)
「Roadrunner(ロードランナー)」とは、配達時に使用する専用のアプリです。
iPhoneであれば4s以降、Androidであれば4.2以降のバージョンで利用ができますが、各社のストアでダウンロードはできず、foodpandaの登録サイトから直接アプリをダウンロードする必要があります。
ちなみに利用客であるユーザー専用のアプリもあり、こちらは各種ストアからのダウンロードが可能です。
Roadrunnerの使い方
Roadrunnerをダウンロード後にログイン登録することで利用することができます。
Roadrunnerでは以下に関する業務管理を行うことができます。
- 配達受付・配達完了の通知
- 注文者(ユーザー)への連絡
- 配達履歴の確認
- 配達報酬の確認
- サポートセンターへの問い合わせ
これらに関する確認・管理を行うことができます。
注文者(ユーザー)への連絡はライブチャットで行え、その他には配達車両の変更や、地図の設定などもアプリ上で操作が可能です。
研修を受ける場所
準備が整えば次は、実際に業務を行うための研修を受けます。
研修は登録とは違いいつでもどこでも受けられるというわけではなく、各エリアにある配達員拠点で受ける必要があります。
各拠点の営業時間は、平日の月曜日~金曜日、時間は午前11:30~19:30の間であれば予約なしで訪れても対応してくれます。
各拠点はfoodpandaのホームページにある「foodpanda(フードパンダ)全国の配達(利用)エリア・配達員拠点一覧」にて確認することができるので、研修をご予定の際はこちらで確認しましょう。
foodpanda(フードパンダ)のクーポンはある?お得に注文する方法は?
foodpandaを注文者(ユーザー)として利用する際は、専用アプリを使って注文することができます。
配達ライダーのアプリとは違い、注文者用のアプリは、アップル、グーグルの各ストアからダウンロードできます。
注文する方法
foodpandaで注文する方法や手順は以下のようになります。
① foodpanda専用アプリのダウンロード
② 届け先の住所・支払方法を登録 ③ 料理を選んで注文する |
以上になります。
支払方法は基本的にクレジットカードの決済になるので、あらかじめ登録しておけば2回目以降は手間を省くことができます。
また、自宅以外にも、職場や公園、友人宅など指定した場所へ料理を配達してくれます。
各種クーポンやキャンペーン
foodpandaでは各種クーポンやキャンペーンを利用して料理を少しお得に注文することもできます。
foodpandaは2020年の9月にサービスが開始したばかりなので、全国的にはもちろんエリア単位でのクーポンやキャンペーンを今なら幅広く利用することができます。
クーポンの利用はクーポンコードで、キャンペーンは対象の店舗や商品で、それぞれ適用されます。
クーポンは決済時にクーポンコードを入力することで適用され、キャンペーンは対象エリア・店舗・商品などで割引が自動に適用される仕組みになっています。
現在実施されているクーポンやキャンペーンには以下のようのものがあります。
初回限定クーポンコード【75%OFF】 |
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これらのクーポンやキャンペーンの他にも、「配達手数料無料キャンペーン」や「全商品20%OFFクーポン」など、注文者にとって有益になるクーポンやキャンペーンがあるので、利用する際は必ずチェックするようにしましょう。
またクーポンやキャンペーンには併用して利用することもできるケースもあるので、これらを上手く活用することで、より大幅な割引が利用できることもあります。
foodpanda(フードパンダ)のまとめ
ここまで、foodpanda(フードパンダ)の基本情報やサービス内容、配達ライダーとしての報酬や仕組み。注文者として利用する際のポイントなどを解説しました。
foodpandaは国内ではまだ始まったばかりのサービスなので明らかになってないこともありますが、エリアの拡大スピードやサービス内容からみても、2021年以降も注目されるサービスになりそうです。
利用するユーザーとして、働く場所としても、今後も注目されるサービスのひとつだといえるでしょう。
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