ここでは、2020年4月からサービスが開始した、国産のフードデリバリーサービス「menu(メニュー)」についての基本情報や仕組み、稼ぐポイントなどを検証していきます。
menu(メニュー)とは?
menu(メニュー)とは、テイクアウトアプリと呼ばれるフードデリバリーサービスのことで、現在巷で注目されているサービスでもあります。
元々はテイクアウト専用のアプリとして運営されていましたが、2020年4月からデリバリーサービスもサービスが開始されました。
国産のフードデリバリーサービスということもあり、今後も注目されていくことでしょう。
テイクアウトアプリ「menu(メニュー)」の基本情報
運営会社 | menu株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区 |
加盟店数 | 2000店舗以上 |
サービス利用可能時間 | 24時間 |
ソーシャルゲームなどを手掛ける株式会社レアゾン・ホールディングスのグループ会社である「menu株式会社」が運営しているサービスです。
システム会社であることから、アプリの品質そのものにも期待と安心感があり、その実績と経験からなるアプリのサービスは、デリバリーにおいても充実していることが期待できるといえます。
加盟店舗数は、大手チェーン店から、個人の飲食店まで幅広く登録されており、イタリアン、フレンチ、中華などの馴染みのあるレストランはもちろん、タイ料理や焼き鳥、焼き肉、ハンバーガーまで幅広い料理を注文することがきでます。
menu配達員とUber Eats配達員は同時にできる?
結論からいえばmenu配達員とUber Eats配達員は同時に行うことが可能です。
menu配達員とUber Eats配達員はどちらもその企業の従業員として雇われて働くわけではなく、業務委託という形で仕事受けます。
そのため、配達員は授業員ではなく「個人事業主」の扱いになります。
同時配達はリスクやデメリットの方が多い
ⅿenuとUber Eatsこれら2社と配達員の関係性は、わかりやすくいうと雇い主ではなく「取引先」となるため、業務に支障が生じたり、どちらかの企業または、両方の企業に対して損害などといったトラブルにならない限りは問題ないといえます。
ですが、これはメリットよりもデメリットの方が多く発生するといえるのでおすすめはできません。
一般的なアルバイトで掛け持ちがOKな会社であれば、時間で管理してアルバイトの掛け持ちもやりようによってはスムーズにいくこともありますが、menu配達員とUber Eats配達員の場合は、どちらも注文者が料理を注文した時点で仕事の依頼が発生します。
料理をデリバリーするため、お昼時や夕飯時など、ある程度は予測を立てることはできますが、基本的に注文はランダムで発生するため、2社分の配達を同時に管理しスムーズに業務を行うことは困難です。
また仮に配達が時間ギリギリで完了したとしても、届いた料理が冷めてしまったり、接客が疎かになってしまったりなど、悪評が立ってしまうきっかけにもなります。
これは配達員個人だけではなく、ⅿenuとUber Eats両社の悪評にもなりかねないので、このことは大きなリスクでありデメリットといえるでしょう。
どちらか片方に専念するのがベスト
上記の理由などから考えても、menu配達員とUber Eats配達員のどちらかに専念し、確実に業務をこなすのがベストだといえます。
ルートや時間、環境や状況など、ありとあらゆる要素が合わさって条件が整えば、もしかしたら同時配達で稼げるのかもしれませんが、基本的にはどちらかに専念して業務を行うほうが効率よく稼ぐことができます。
ⅿenuとUber Eatsは確かにどちらもフードデリバリーサービスを提供していますが、報酬の仕組みや業務のルールなどは異なるので、自分のスタイルや環境にあった方を選び、そこでしっかりと効率よく稼ぐことをシミュレートしていく方が、より確実に効果的に稼ぐことができるといえるでしょう。
①同時配達はリスクやデメリットが多い
②どちらかに専念した方が効率的に稼ぎやすい
menu配達員とUber Eats配達員の違い
上記ではⅿenuとUber Eatsの同時配達はリスクやデメリットが多いとありましたが。どちらかに専念して配達をするにも、これら2社の違いを知った上で選ぶことが大事です。
ここからは、menu配達員とUber Eats配達員の違いについて解説していきます。
配達員としての働き方は?
働き方とは、つまりどのような形態で働くかということで、上記にもあるようにmenu配達員とUber Eats配達員は、どちらも「個人事業主」として契約し仕事を受けることになります。
ここでのポイントは、あくまでも個人事業主は「企業に雇われているのではく、仕事を請け負う立場にある」ということです。
一般的なアルバイトの場合は、会社と従業員の関係性で仕事をしますが、個人事業主の場合は企業と取引をする関係性にあるため、仕事に対しての責任の所在がより明確になっています。
例えばアルバイトの場合、お店の商品を破損したり、お客とのトラブルが生じても、その責任は店側にありますが、個人事業主でトラブルが発生した場合は個人事業主がトラブルを処理したり責任を負う必要があります。
ですので、menuやUber Eatsなどで、個人事業主として仕事を受ける場合は、「個人事業主」であることを前提に業務を行うことがなによりも大きなポイントといえるでしょう。
稼働時間は?
配達員の稼働時間は以下のようになっています。
- menu 11:00~23:00(一部24時間)
- Uber Eats 9:00~24:00(一部8:00~25;00)
2社ともに稼働時間に違いがあり、2社ともに一部では稼働時間が長いケースがあるようです。
ですが、これは2社ともに加盟している店舗によって影響されることがあるためだといえ、例えば「menuの○○エリアで加盟しているA店の営業時間が24時間」、「Uber Eatsの○○エリアで加盟しているB店は深夜1時までの営業」などの場合は、それに対応する必要があります。
このようなイレギュラーも発生するのですが、どちらも稼働時間が長いということは、それほど自由に稼働できる時間が長いということにもなるので、ライフスタイルに合わせた業務スケジュールが組みやすいともいえるでしょう。
報酬の仕組みは?
報酬の仕組みは基本的にどちらも、「基本料金+インセンティブ-サービス手数料」で算出されます。
後術に詳しく解説しますが、これら3つの要素によって各社報酬が確定しますが、基本料金、インセンティブ内容や構成に違いがあるようです。
ですが、2社共に、「配達した件数によって最終的な報酬が決まる」ため、効率良くスムーズに配達をこなしていくことが、高額報酬のポイントになるといえるでしょう。
拠点の数は?
ⅿenuとUber Eatsそれぞれの現在の配達可能エリアは、都道府県単位では以下のようになります。
- menu 都道府県で全国11か所
- Uber Eats 都道府県で全国30か所
Uber Eatsの方がエリアが広いですが、これはmenuのデリバリーサービスが2020年の4月に開始されてまだ新しいサービスであることが大きな要因といえます。
ですが、「国産のサービス」「元々テイクアウトサービスをやっていた」ことなどから、今後スピード感をもってエリアが拡大されることは安易に予想できます。
①仕組みや形態など共通している部分は多い
②報酬は項目や要素によって違いがある
menu配達員は結局稼げるのか?給料・時給はどのくらい?
ⅿenuで配達員を行うにあたり一番のポイントになるのが「報酬がどのくらいになるのか」だといえます。
上記でもあったようにmenu配達員の報酬は上記にもあったように、「基本料金+インセンティブ-サービス手数料」で算出されるので、まずはこれらの要素の内容を理解することが大事です。
基本料金について
基本料金は報酬の軸ともいえる大切な要素です。
基本料金は「回数報酬+距離報酬」で確定し、配達1件に対して変動する傾向が強いです。
回数報酬は1件260円と固定されていますが、距離報酬は配達した距離に応じて変動するため、つまりは長い距離を配達すればするほど金額が上がるということになります。
距離報酬の詳細 | |
1.0㎞ | 20円 |
2.0㎞ | 80円 |
3.0㎞ | 180円 |
4.0㎞ | 320円 |
5.0㎞ | 500円 |
6.0㎞ | 720円 |
距離に対しての単価はこのようになっており、4.0㎞以降からは単価が高いイメージです。
こちらも後術にありますが、menu配達員では配達の手段を自転車とバイクのどちらかを選ぶことになるので、例えばバイクを使った配達の場合はルート次第では6.0㎞の配達を2件することができるため、高額報酬を得やすいともいえます。
距離報酬が肝になる
距離に応じて報酬が変動するため、単純に数字だけを見れば長い距離を複数回配達する方が高い報酬を得られそうですが。距離が長くなるとそれだけ1件あたりの配達に時間がかかってしまうため、配達手段とルート、立地などのバランスをとって配達するのがポイントとなります。
また、menuの配達では、料理を作る飲食店に料理を取りに行って、その後ユーザーに配達を行い、この料理を取りに行く業務を「ピック」と呼びます。
距離報酬はこの「ピック」で生じた距離にも支払われるため、このことも大きなポイントといえるでしょう。
例えば、ピック2.0㎞・配達先5.0㎞の場合の距離報酬は以下のようになります。
距離報酬の合計が580円となり、これに回数報酬の260円を加算することで、1件あたりの報酬が「840円」に確定します。
さまざまな要素があるインセンティブ
menu配達員での報酬を検証するにあたっては、基本料金に加算されるインセンティブも大きなポイントです。
インセンティブはエリアや時期によって要素はさまざまですが、ランクボーナスとレベルアップボーナスが代表的なインセンティブとなります。
ランクボーナスとレベルアップボーナスはどちらも配達によって得た経験値によって決まり、ランクやレベルアップに応じて報酬が加算されます。
ランクボーナスはランクによって基本報酬に掛け算され、レベルアップボーナスはランクが上がった際に加算されるボーナスです。
ランクボーナスはブースト形式で加算され、例えばランクがSSになればブーストが2倍かかるため、基本報酬が500円の場合は2倍の1000円となります。
ランクSSになるためには、膨大な時間や労力が必要ですが、上げた経験値に比例して報酬も上がる点は、やりがいという意味でもmenu配達員の魅力のひとつだといえるでしょう。
サービス手数料
サービス手数料とは、報酬金額から差し引かれる手数料です。
サービス手数料が差し引かれた金額が、最終的な報酬となりますが、このサービス手数料はmenu以外のフードデリバリーサービスでも基本的には採用されています。
ただ、menuのデリバリーサービスは始まって間もないこともあってか、現在はキャンペーン中を理由にサービス手数料は0%となっています。
ですが、今後のエリア拡大や配達員の増員などによって、サービス手数料が発生することは確実ともいえるので、menu配達員として仕事を行う場合は、サービス手数料が発生することを前提にしておきましょう。
因みに他のデリバリーサービスのサービス手数料は基本給に対しての10%を採用しているところが多いです。
稼ぐためのポイントは?
menu配達員での稼ぐポイントは、いかに報酬の仕組みを理解し、いかに効率よく配達をこなすのかが大きなポイントといえます。
例えば、1件あたり500円の配達を1時間で3件こなせば、時給計算で1500となりますが、1時間で1件しか配達できなければ500円となってしまいます。
個人事業主として仕事をするわけですから、当然ながら最低賃金や平均賃金などもありませんので保証も発生しません。
ですが、上記の報酬の仕組みを理解し、効率よく業務を行うことで地域の平均時給の確保でき、それ以上の高額報酬を得ることも可能です。
①報酬の仕組みをしっかりと理解することが大事
②効率よく仕事を行えば平均時給以上稼げる
menu配達員の対応エリアはどこ?
menu配達員の対応エリアは、つまりmenuが展開するサービスエリアが対象ということになります。
上記でも少しありましたが、menuが展開するサービスエリアは都道府県単位で全国11か所あります。
menu配達員の稼働エリア | |
関東エリア | 東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県 |
中部エリア | 愛知県 |
近畿エリア | 大阪府・京都府・兵庫県 |
中国・四国エリア | 広島県 |
九州エリア | 福岡県 |
これらのエリアが稼働対象エリアとなっています。
始まったばかりのサービスのため、全国的にもまだまだ対応エリアは少ないですが、今後フードデリバリーの需要が高まることや、国産のサービスであることなどから、スピード感をもってエリアが拡大されると予想されています。
menu配達員の登録方法は?招待コードって何?
ⅿenuで配達員として仕事を受けるには、ⅿenuに配達員として登録する必要があります。
また、登録時に招待コードがあれば、それを使って特別ボーナスを得ることもできます。
menu配達員の登録方法
登録の基本的な流れは、配達員の基本となる情報を登録し、専用のアプリをインストールしアカウント登録を行えば完了です。
menu配達員の登録手順 | |
① 仮登録 | menu配達員のサイトにアクセスし、メールアドレスを入力後、利用規約に同意し、配達パートナー登録を選択します。 |
② 応募番号とメールの確認 | 仮登録後に応募番号が表示されるのでそれをメモしておきます。
その後、menuからメールが届くのでそこにある応募番号と先ほどメモした応募番号に間違いがないかを確認します。 |
③ 本登録をする | 届いたメールに本登録用のURLがあるのでそこへアクセスし、本登録を行います。 |
本登録の流れは以下のようになります。
本登録の手順 | |
① 個人情報の入力 | 先ほどメモした応募番号や、氏名、電話番号など、必要な情報を登録していきます。
後術にある招待コードがあれば、それも忘れずに入力しましょう。 |
② 口座情報の入力 | 報酬の受け取りに必要な銀行口座の情報を入力します。
こちらも、ガイダンスに従い全ての項目を入力しましょう。 |
③ プロフィール写真をアップする | 上半身が移った本人の写真をアップロードします。
服装の規定は特にありませんが、常識的な範囲で提出用の写真を用意してそれをアップしましょう。 |
④ 本人確認書類をアップ | ここでは、運転免許証やパスポートなどの写真付きの身分証明書をアップします。 |
⑤ 口座情報をアップ | ここでは、登録した口座情報のキャッシュカードや通帳などをアップします。 |
⑥ 確認・送信 | 入力した内容に間違いがなければそれを送信して本登録の完了です。 |
招待コードについて
menuでは期間限定で条件を満たした場合、配達員を招待した人、された人それぞれに合計20000円のボーナスがプレゼントされます。
条件は、「紹介コードを入力して登録」「初回配達日から50日以内に50回の配達を完了させる」これら2つとなっているので、紹介コードがある場合は必ず登録時に入力し、50日以内で50回の配達を目指しましょう。
①登録はオンライン上でいつでも好きなタイミングでできる
②紹介コードによる特典が大きい
menu配達員はバイクと自転車どっちでもできる?
結論からいうと、menu配達員はバイクと自転車のどちらでも配達を行うことが可能です。
menu配達員でできる配達の手段は以下のようになります。
- 自転車
- 原付第一種(排気量50㏄以下)
- 原付第二種(排気量51~125㏄)
- 軽二輪(排気量126~250cc)
配達車両はこれら4種類から選ぶことができますが、軽二輪は事業用ナンバーを取得済みでないと登録できないようなので注意が必要です。
また、バイクでの配達の場合は、バイクにかかる経費が自腹になるため、必要となる経費を十分に計算した上で、配達車両を選択しましょう。
menu配達員の営業時間は?何時からどのくらい配達できる?
menu配達員の稼働時間はmenuの営業時間が基本的な稼働時間となりますが、menuの営業時間は加盟している飲食店によって影響されます。
原則として、menuの営業時間は11:00~23:00となっており、配達員の稼働時間もそれと同じになるのですが、加盟店が24時間営業だった場合は、24時間対応する必要もでてきます。
全てのエリアにおいて24時間対応というわけではありませんが、今後加盟店が増えてくると24時間営業の店舗も増える可能が十分にあるので、配達するエリアの加盟店はまめにチェックしておくことがおすすめです。
menu配達員のバッグはどこで手に入る?
専用の配達用バックはネットで購入する必要があります。
こちらも必要な経費となるので購入する必要がありますが、料理を配達する上で必要不可欠な機能が備わっているため、menu配達員を行う上で必須となります。
専用の配達用バックは、「menuオフィシャルショップ」にて購入が可能です。
ですが、同じようなタイプのバックであれば他社のバックも使うことができるので、スタイルや環境に応じて、自分が使いやすいと思うバックを選択することも可能です。
menu配達員は確定申告は必要?
menu配達員での業務は、ここまでに何度もあったように「個人事業主」として仕事を受けて報酬を得ます。
そのため、一般的な給料制を採用しているため、確定申告のことを深く考える必要はありませんが、個人事業主として仕事を受ける場合は、それで得た収入に対しての納税を個人で行う必要があるため、収入に対して納税義務が発生した場合は、確定申告を行う必要があります。
一般的に確定申告を行う機会はあまりなく、また「確定申告」と聞くだけで、「難しい・ややこしい」とイメージしてしまいますが、最近では専用のソフトもあるため、使い方や流れさえ覚えてしまえば、確定申告自体はそこまで難しくありません。
menu配達員以外の配達サービスのfoodpandaはどうなの?
コロナ過の影響もあってか、Uber Eatsや出前館などの有名なデリバリーサービスや、ここで紹介したmenuの他にも、フードデリバリーサービスをしている企業は他にもあり、最近ではfoodpanda(フードパンダ)と呼ばれるフードデリバリーサービスも最近では注目されています。
foodpandaもmenuと同じく、最近開始されたサービスですが、元々はドイツ発祥のサービスで日本では2020年の7月からサービスが開始されています。
日本でサービスが開始されてまだ間もないことから、報酬や仕組みに関しての詳細はまだまだわかっていませんが、「最低時給保証がある」「シフト制を導入している」などといった、他にはない特徴があるようです。
Uber Eatsや出前館などの有名どころをはじめとして、foodpandaもmenuのような新しいサービスも今後増えてくると予想されるので、配達員としても注文をするユーザーとしても今後さらに注目される業界であるといえるでしょう。
menu配達員のまとめ
ここでは、2020年4月からスタートした国産のフードデリバリーサービス「menu(メニュー)」についての基本情報や報酬の仕組み、登録方法や稼ぐポイントなどを検証しました。
コロナ過において注目され始めたサービスではありますが、それ以外での需要も期待ができるので、menuをはじめとするフードデリバリーサービスには今後も注目です。
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